『音吉伝』

『音吉伝 知られざる幕末の救世主』
全国有名書店または、アマゾンなどネット書店で好評発売中
定価 2,860円
新葉館出版

発刊のご案内

謹啓
私は、包丁研ぎ巡業の傍ら、幕末日本の救世主音吉の生涯をしたためていました。
それがこの度、一冊の本表題のように『音吉伝』として、新葉館出版社から出版の運びとなりました。

思ってみれば、2012年3月、東日本大震災による津波で八戸港から流された第11漁運丸のカナダバンクーバー島沖を漂流する新聞記事に触発され、執筆を開始してから8年経過していました。
当初、わたくしはこの物語の題名を「幕末のすべては音吉から始まった」として書き進めてまいりましたが、
お陰様でこの物語は学術的に見ても十分に耐えられる内容と、出版に携わった方々から身に余るご評価をいただき『音吉伝』で行こうということとなりました。
まことに誉れに思うところです。

幕末日本の隠れた救世主音吉の存在や価値は、現代の日本にとっても重要な要素と思います。
それは択一の価値感しか持ち合わせない世界にあって、中庸中道の日本古来の精神を持ち合わせた音吉が尊敬の眼差しで受け入れられたことにあります。

また彼は、日本の安全保障の面でも極めて重要な役割を果たしています。
音吉は、日本人が今後、いかにあるべきか180年の時を超えて、現在に語り掛けているようです。
音吉は、その功績に対して正しい評価は受けていません。それどころか知名度に至ってはほとんど知られていないのが現実です。

お暇を取らせますが是非読んでいただきたくご案内申し上げるものです。

この拙書『音吉伝』が知名度アップや、音吉を通して日本人の美点の再認識に、如何ばかりかの力になればと思う次第です。

謹白

令和2年7月1日
篠田 泰之

『音吉伝』正誤表のお知らせとお詫び

皆さん、こんにちは。私は『音吉伝』の著者、篠田と申します。
日ごろ、拙著を愛読していただきありがとうございます。
当初このような本、読んでいただけるのか心配していましたが、多くの方々より格別のご評価をいただきました。「少しは音吉の魅力が伝えられたのかな」と思っているところです。

ご評価いただいた中には、「幕末に、海外でこのような活躍をしていた日本人がいたとは、まさに歴史観を変える読み物となった。」とか、音吉を探求する「アプローチがいかにも斬新で説得力がある」と言った過分なる感想もいただいています。こういったうれしい評価の一方で、残念なことに誤表記についても、多くの方々からご指摘を受けるところです。
全く皆さんにご迷惑をおかけし申し訳なく思っています。

『音吉伝』の第3章の中に、村上貞助の言葉として「こんな間違いだらけの文書には署名しません。文書は百年先まで残り、署名した当人の人格まで疑われるからです」という文章を引用しながらこのざまは本当に恥ずかしい限り、心よりお詫びを申し上げる次第です。

対応といたしましては、改訂の折に是正と考えていましたが、そこまで行き着つくには幾つかの関門があり、まだまだ時間がかかりそうです。
そこで、はなはだ不十分な対応とご批判は免れないところですが、この㏋に正誤表を添付し対策の手立てとしたく思います。どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

令和4年8月21日
篠田 泰之

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